職業人として求められる自己研鑽。その有効ツールとしての読書についてまとめてみました。

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自己研鑽は全ビジネスパーソン(職業人)の責務、その方法は読書に尽き

この度は、二つの話題について啓発していきます。一つは「自己研鑽は職員の責務」ということ。二つ目は「自己研鑽は読書が基本」ということです。

「自己研鑽は職員の責務」
例外なく全ての就業者は、雇用されている企業の事業が健全に遂行されるために個々の役割を遂行しています。つまり、就業者がその役割を遂行できているかできていないかが、企業の健全な経営実現を大きく左右します。よって、企業は人材マネジメント(労務等の管理)に重点を置いて取り組んでいます。
道具のメンテナンスを怠るとサビて使えなくなることと同様に、私たちのビジネススキル(仕事に必要な能力)も随時自己研鑽していかなくては時代遅れとなり、その役割を果たすことができなくなります。よって、企業は就業者に自己研鑽を要求
し、それが実践できるように投資します。企業の指揮命令に従う責務が雇用契約書に定められているので、就業者は企業の要求に応えるため、また自身のキャリアアップ(自己実現・昇進)のために自己研鑽します。
これが一つ目の「自己研鑽は職員の責務」の根拠です。

「自己研鑽は読書が基本」
自己研鑽と言ってまず頭に浮かぶのが、研修・セミナーといったところでしょう。コロナ前は大きな会場に集まって対面集合研修が一般的でしたが、コロナの影響で、オンラインセミナーがその主流になりました。対面型もオンライン型もセミナーを多々受講してきた経験から分かったことは、「研修は自己研鑽のスタートライン」ということ。また、研修講師の方や主催団体はほとんど、研修で取り扱ったテキストの内容を書籍にして販売(商売)しておられるということです。
当然のことながら、研修を受講したからと言って、そのスキルがすぐに身につくことはあり得ません。何度も研修テキストを見返して現場でトライアンドエラーを繰り返してやっと身についたり、現場に実装(定着)できるのです。
また、ココが重要なのですが、研修講師やセミナー主催団体がまとめた専門スキルの全ては一冊の書籍にまとめられているのですが、研修という限られた時間で扱う内容はその書籍の一部か入門編でしかない。ということです。研修の最後部になって、「今日の研修の内容をより深く知りたい方は私の著書『…』をご購入下さい。本日購入の方はサイン入りの1割引きで購入できます。」といった光景は恒例です。つまり、「研修は自己研鑽のスタートライン」で「読書し何度も見返すことが自己研鑽の本質」なのです。
「読書は最もコスパの良い自己研鑽ツール」という多くの研修講師やビジネスインフルエンサーが発言しているのを研修現場やメディアで近頃散見されますが、私自身の経験からも間違いないと確信しています。
これが二つ目の「自己研鑽は読書が基本」の根拠です。

書籍に引用されているデータや内容は、時代を経た多くのケースの集約、いわゆるその分野での歴史と言えるでしょう。自分一人の経験を頼りとするのか、多くの先達の知見を拠り所とするのか、一人の職業人の成長における差は大きいと思います。ドイツの政治家ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、事前に自らの誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む)。」という示唆に富んだ言葉を残しています。
仕事人生に必要な読書ですが、ビジネス本に限らず小説等、豊かに精神生活を彩ってくれるツールですので、読書生活をおススメします。

西原

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